マイケル・トリビオさん(34)は2021年に父親になった当時、フロリダ州オーランドで勤務していた学校の教頭にあと1年ほどで昇進できるだろうと考えていた。しかし保育費と1日12時間労働という負担を含めて検討した結果、昇進を待たずにデジタル教育コンテンツ会社のリモート職に転職した。給料は30%ほど減ったが、それを補うだけのメリットがあるとトリビオさんは話す。「自分が在宅勤務になって融通が利くようになり、保育費を大幅に節約できた」とトリビオさん。妻のメラニーさんは大学のアカデミックアドバイザーとして、在宅と出勤を組み合わせたハイブリッド型の勤務で働いている。米国ではトリビオさんのような選択をする男性が増えている。新たな研究によると、大卒の父親は新型コロナウイルス流行前と比べて労働時間が大幅に短くなり、家族と過ごす時間が増えているという。