米マサチューセッツ州で会計の仕事をしているティモシー・メイソンさん(41)は、ホンダ「アコード」を2台所有している。1台は2010年式で走行距離は4万マイル(約6万4000キロ)いっておらず、毎日の通勤に使っている。もう1台はV6エンジンを搭載した2001年式で、走行距離は28万マイル(約45万キロ)を超える。使うのは、道路環境が悪い冬季だ。「新車にどんな経済的な意味があるのか」。メイソンさんはそう話す。「燃費は良くなるかもしれないが、月800ドル以上節約できるわけではないだろう」メイソンさんは極端な例だが、これが今米国で起きていることだ。つまり、かつてないほど古い車が走っている。価格の高さや高金利、経済不安を理由に新車を買わず、同じ車をより長く使う人もいれば、まだ走るからという理由で古い車を手放さない人もいる。エンジニアリングや素材、安全技術が進歩したおかげで、昨今の車は数世代前より長持ちするようになった。