わが子にとって最強の「中学受験指南術」写真はイメージです Photo:PIXTA

30年以上に渡り、たくさんの生徒を指導してきましたが、親御さんからの「うちの子は漢字が苦手で、テストでも点数が取れない」「面倒くさがって漢字練習をしてくれない」といった悩みの声は尽きません。

実は、大人の間違った指導が、子どもを「漢字練習ギライ」にさせているかもしれません。子どもを漢字学習や漢字練習から遠ざけてしまう親のNG行動についてご紹介します。(国語専門塾の中学受験PREX代表、教育コンサルタント・学習アドバイザー 渋田隆之)

子どもが「漢字練習ギライ」になる
3つの理由とは?

 なぜ子どもが漢字練習をしてくれないのか。

 答えは、漢字練習が「嫌いだから」に尽きます。

 そして、その原因は大人がつくっている可能性もあるのです。主に3つの理由から、子どもは漢字練習嫌いになりがちです。

(1)ゴールが見えない

 漢字練習をしたとしても、すぐに学校や塾のテストでは別の漢字が出題されます。ゴールのないマラソンのようなものです。

「どこまでやれば良いかわからない」ものに対して、子どもたちは頑張ってくれません。

 気づけば、一年中「漢字練習をしなさい」と言っていないでしょうか?

 小学生であれば、まずは「1026文字」を覚えればいいんだというゴールを示してあげることが大事です。

 現在の学習指導要領では、小学校で習う漢字は次のように配当されています。

学年 字数
1年  80字
2年  160字
3年  200字
4年  202字
5年  193字
6年  191字

 もちろん漢字の難易度は違いますが、3~4年生の配当漢字が多いことにも気づきます。つまり、この時期の漢字練習の習慣づけが重要だということです。