わが子にとって最強の「中学受験指南術」写真はイメージです Photo:PIXTA

「漢字学習が嫌いな子ども」が少なくありません。しかし、漢字は全ての教科の勉強に必要な「学びの基本」。苦手だと成績全体に悪影響を及ぼしかねません。

漢字学習を習慣化し、「漢字を得意」にするにはどうすればいいのでしょうか。前編に続き、声かけのコツから筆記用具の選び方まで、国語専門塾代表の筆者がわかりやすく解説します。(国語専門塾の中学受験PREX代表、教育コンサルタント・学習アドバイザー 渋田隆之)

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漢字は社会、理科、算数……
「全ての学びの基本」となる

 そもそも、なぜ漢字練習が大事なのでしょうか。

 まず、読めない漢字が多いと長い文章が読みきれないことがあります。知らない単語がたくさんある英文を読むのが苦痛なのと同じです。

 読書をしない、新聞を読まないという子どもたちは、興味がないというよりも「そもそも読めない」ことが理由としてあるでしょう。

 漫画は漢字にルビをふってあることが多いのですが、セリフなどの文字が多いと読者が減るので、漫画家に編集者が「漢字を減らすように」とお願いすることもあるそうです。動画などに慣れてしまっている子どもたちは、「漫画ですら読めなくなっている」といいます。

 また、漢字が苦手だと他教科にも大きく影響が出てきます。

 社会では「墾田永年私財法」「違憲立法審査権」「社会保障」、理科では「電磁誘導」「消化酵素」「堆積岩」、算数では「三角錐」「原価」「百分率」などの言葉を漢字の意味から理解している生徒とそうでない生徒では、大きな差が出るでしょう。「全ての教科の基本となるからしっかり覚えようね」という声かけをして、励ましてあげたいものです。