その夜、人工知能(AI)エージェントを手掛ける米スタートアップ企業Amp創業者のクイン・スラック氏は、テクノロジー業界の多くの人々と同様に憤慨していた。トランプ政権が6月30日、アンソロピックの強力な人工知能(AI)モデル「フェイブル」に対する数週間にわたる禁輸措置を解除すると発表してから、まだ数時間しかたっていなかった。しかし、政府のAI管理に対するスラック氏の懸念はほとんど和らいでいなかった。同氏は30日夜、「知能の自由」と題した集会で約50人のテック業界関係者を前に、一連の出来事が自分の懸念を裏付けたと語った。政府はAIモデルへのアクセスを管理できるし、実際にそうするだろうということだ。「これは危険な前例だ」と同氏は述べた。