不安や不幸を招く原因となる、今すぐ手放すべき執着は3つです。①現状維持にとらわれ相手の顔色をうかがう「人間関係への執着」、②保身に走り挑戦や本心を妨げる「立場への執着」、③変化を恐れて予期不安に苛まれる「未来への執着」。これらは未来の可能性を閉ざすため、執着に気づいて少しずつ手放し、心が楽になる成功体験を重ねることが大切です。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順)
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今すぐ手放すべき「執着」ワースト3
今日のテーマは、「今すぐ手放すべき執着ワースト3」です。執着は往々にしてろくな結果にならず、私たちの「不安」の根本的な原因となります。
ひとくちに執着と言ってもさまざまですが、今回は「どのような執着が最も不安を呼び起こし、人を不幸にしやすいのか」という観点から、ワースト3を順番にお伝えします(※順位には個人差がありますので、ご自身の状況と照らしながらお読みください)。
第3位:人間関係への執着
悩みの原因は大きく「お金・健康・人間関係」に分けられますが、中でも圧倒的に多いのが人間関係です。精神科を受診される方も、職場やプライベートでの人間関係をこじらせて体調を崩すケースが非常に多いです。人は一人では生きられないため、人間関係はどうしても避けては通れない問題なのです。
この人間関係における執着で、最も不安を引き起こしやすいのは「今までと同じ関係でなければいけない」「今より疎遠になったり、関係が悪くなったりしてはいけない」という無意識の思い込みです。
進学、就職、引っ越しなど、環境が変われば必然的に疎遠になる友人も出てきます。しかし、人間関係への執着が強い人は「定期的に連絡を取らなければ」と思い詰め、少し連絡が途絶えただけで「嫌われたのではないか」と過剰に反応してしまいます。
常に相手の顔色をうかがってヒヤヒヤしているため、その落ち着かなさが相手にも伝わり、かえって関係を悪化させてしまうこともあります。人間関係は、疎遠になったり密になったりを繰り返しながら続いていくものです。疎遠になったらそれはそれで構いません。無理に関係を維持しようとせず、今のありのままの自分でいられる繋がりを大切にすることが、ストレスを減らす秘訣です。
第2位:立場への執着
次は、「今の立場が悪くなってはいけない」という執着です。例えば、会社で昇進できなかったり、降格や出向を命じられたりした際、ひどく落ち込んでしまう方がいます。しかし、立場に固執する最大のデメリットは、「自分の本当の夢を追いかけられなくなること」です。
何かやりたいことがあって独立や起業を考えたとき、今の恵まれた立場や安定した収入を手放さなければなりません。立場に執着していると「もったいない」という気持ちが勝り、一歩を踏み出せなくなってしまいます。
私自身も、クリニックの院長として10年間順調に経営してきましたが、現在行っているような自分の本当にやりたい活動に専念するため、思い切って院長の座を人に譲りました。もし当時の立場に執着していたら、今の充実した状態は手に入らなかったでしょう。
一時的に立場が悪くなったり、周囲から何か言われたりしても、それは単なるタイミングの問題です。立場に執着しすぎて、人生の大きなチャンスを逃してしまうことのないよう注意しましょう。



