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リチャード・サイモンズさんは最近、新車から5年が経過したテスラ製電気自動車(EV)の小型セダン「モデル3」に乗り、英イングランドで充電せずに260マイル(約418キロ)を走行した。
新車なら、これくらいの距離は問題なく走破できるかもしれない。しかし、サイモンズさんが愛着を込めて「マイルズ」と名付けたこのEVは、既に累積で約40万キロを走行しているが、それでも頻繁な長距離走行に耐えられる。
英国でEV専用の中古車販売会社を経営するサイモンズさんは、こうしたEV車載電池が数十万キロ走行後でも十分な能力を維持していることを確認した。EV愛好家にはうれしい誤算だ。
「EVが並外れて信頼できることが分かってきた」とサイモンズさんは話す。
EV用電池の監視ツールを提供しているデータ分析会社リカレントによると、平均的なEVは5年間走行した後でも当初の航続距離の最大95%を走破できる能力を維持しており、これは自動車業界の大方の予想よりもはるかに良好だった。
自動車購入情報サイト「エドマンズ」の分析部門責任者ジェシカ・コールドウェル氏によると、大衆市場の消費者はまだEV電池を信頼していない。「購入者の間には依然、まだ多くの不安がある」という。
業界調査会社オートパシフィックが2025年に実施した調査によると、新車を購入したいと考えている人々がEVを避ける最大の理由は、電池交換費用を負担しなければならないことへの懸念だった。
初期のEVが市場に出た当時、購入者の懸念には十分な根拠があった。2011~16年に製造されたEVは、およそ12台に1台の割合で電池交換が必要になっている。しかし、新たなデータによれば、より新しいEVでは状況が改善されている。リカレントの25年の調査によれば、22年以降に製造されたEVのうち、電池交換が行われたのは0.3%だ。
電池に関する技術の進歩に伴い、EVは2010年に初代の日産リーフが発売された際に悩まされたような問題を回避できるようになった。当時のEVには、最近のモデルに採用されている電池冷却技術がなく、劣化の速さが大きく報道された。







