Photo:Cheng Xin/gettyimages
中国車の最新モデルは世界中で 高い評価 を受けており、販売されているほぼ全ての市場で売り上げが急増している。ただし、一つだけ例外がある。中国市場だ。
世界最大の新車市場である中国での新車販売台数は、5月に前年同月比22%減の約150万台に落ち込んだ。中国乗用車協会(CPCA)によると、前年同月比での減少は8カ月連続となった。年初来の販売台数は前年比で約20%下回っており、国内大手自動車メーカーの利益を圧迫している。
国内での不振を受け、中国の自動車メーカー(現地生産を行う外資系ブランド含む)は国外展開をさらに積極化させている。CPCAによると、中国の5月の自動車輸出台数は前年同月比75%増の78万4000台となった。
今年1月、中国政府はプラグイン車に対する税制上の優遇措置を半減させ、電気自動車(EV)に買い替える際の補助金も削減し、EV販売に打撃を与えた。さらに3月には、イラン戦争によりガソリン価格が上昇し、従来型エンジン車の販売にも悪影響が及んだ。
それでなくても消費者の多くは、中国経済がデフレと若年層の高失業率に見舞われる中で、高額商品の購入に慎重になっていた。中国の4月の小売売上高は前年同月比0.2%増にとどまり、この3年余りで最も低い伸びとなった。
「消費マインドを本格的に回復させるために何かしなければならない」。中国最大の自動車メーカー、比亜迪(BYD)の李柯(ステラ・リー)執行副総裁はそう話した。








