Photo:Kimberly White/gettyimages
米テネシー州ナッシュビル在住のケビン・キングさんはここ何年も、街で見かける電気自動車(EV)メーカー、米リビアン・オートモーティブのオフロード仕様のEVが気になっていた。同社が新型スポーツ用多目的車(SUV)「R2」をより手頃な価格で発売したことで、自分もリビアン車オーナーの仲間入りをすることになるかもしれないと期待した。
手付金は入れたが、R2の納車は見送った。その唯一の理由は、800ドル(約12万8000円)を超えるリース料金だった。「今年はR2を手に入れられると期待していた」とキングさんは言う。だが「あの金額を見て、納得がいかなかった」。
R2の納車が始まった先週、リース料金が発表された。それ以降、多くの予約者がその費用に難色を示している。リビアンのウェブサイトによると、リース料金は829ドル前後で1000ドルを超える可能性もある。
カリフォルニア州に拠点を置くリビアンは、新型「R2」が、同社を気骨のあるEVスタートアップから、大量生産を行う主要な自動車メーカーへと脱皮させるきっかけになると期待を膨らませている。2年前に同社が発表した約4万5000ドルという価格は大きな注目を集めた。
リビアンはその後、R2について装備が整ったグレードを約5万8000ドルで販売開始し、続いて廉価版を投入すると説明した。そして、想定されるリース料金に衝撃が広がった。
ソーシャルメディアやインターネット掲示板のレディットでは失望の声が相次ぎ、キングさんら多くの愛好家は現在のR2のリース料金がリビアンの上位モデルに近いと指摘した。リビアンが4万5000ドルの廉価版を投入すると約束した来年まで待つべきとする向きが多かった。5万4000ドルのモデルも年内に発売される。両モデルの具体的なリース料金はまだ提示されていない。
「さらなる車種の投入とブランド拡大に向けた工程表を維持するためにR2の成功に賭けているリビアンのような企業にとって、魅力的なリースプログラムがないことは不利に働きかねない」。自動車購入サイト「エドマンズ」の消費者インサイト担当アナリスト、ジョセフ・ユン氏はこう指摘した。








