ワールドカップ(W杯)決勝の90分間が経過しても、前回王者であり、2019年以降の主要大会で無敗を誇るリオネル・メッシ擁するアルゼンチンはシュートを1本も放てずにいた。それでも、灼熱(しゃくねつ)の午後に敵地同然の観客席を前にしながら、圧倒的優位に立つスペインはなかなか相手を崩しきれなかった。後半にアルゼンチンが退場者を出し10人に減った後も、赤のユニホームの波は立ちはだかる相手の堅固な守備に阻まれ続けた。緊張感が漂うまま試合は延長戦に突入し、スペイン陣営にはこの決勝戦が「盗まれた勝利(un robo)」として記憶されるのではないかという不安すらよぎり始めていた。
スペイン、アルゼンチンを下し2度目のW杯制覇
延長後半16分のフェラン・トーレスのゴールで「ラ・ロハ」が頂点に立つ
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