小学校から企業研修、さらには少年院まで、さまざまな現場で教えてきた小説家が教える、世界一やさしい「言語化」にまつわる授業。本記事では、子どもも読めて、大人に刺さる『小学生でもできる言語化』をもとに、「自己肯定感が高い子がしている習慣」について解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)
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「子どもが考えて黙り込んでしまう」ことはありませんか?
「うまく言えないから、やめておこう」
「間違っていたら恥ずかしい」
「こんなことを言ったら、変だと思われるかもしれない」
子どもが何かを話そうとしたとき、そんなふうに考えて、黙り込んでしまうことはないだろうか。
「自己肯定感が高まる」意外な習慣
『小学生でもできる言語化』には、言葉が出てこないときにおすすめの方法を紹介している。
そんな悩みを持っている方にオススメなのが、「とりあえず書いてみる・口に出してみる」ということです。
まずはパッと目についたものについてのことで構いませんし、「木」「赤」「空」など、シンプルな言葉でまったく問題ありません。
そこから少しずつ、「ほかにないかな?」と、さらに考えたり感じたりしてみてください。
――『小学生でもできる言語化』より
立派な意見を言おうとしなくていい。
正しい答えを出そうとしなくていい。
まずは、思いついたことを一つ書く。あるいは、口に出してみる。
それだけでいいのだ。
「できない」と言って筆が止まる人たち
ところが、子どもは成長するにつれて、「こんなことを言ったら笑われるかもしれない」「間違っていたらどうしよう」と考えるようになる。
その結果、本当は自分の中に言葉があるのに、自分でブレーキをかけてしまう。
田丸氏は、ショートショートの講座でも、筆が止まってしまう参加者に出会うという。
でも、そんなときも、ぼくから質問しながらやり取りを重ねていくと、その方の中から必ず何かが出てきます。
本当は自分の中に眠っている言葉があるのに、それに気づけていなかったり、「こんなことを書いたり言ったりしたらダメなんじゃないか」と決めつけて自分でブレーキを踏んでしまっていたりするわけですね。(中略)
もし言語化の途中で言葉が出てこなくて難しいなと感じても、自分にはできないと思いこまず、「自分の中にも眠っている言葉があるはずだ!」「できるはずだ!」と前を向いて取り組んでもらいたいなと願っています。
――『小学生でもできる言語化』より
あなたは、あなたの言葉でできている
自己肯定感が高い子は、必ずしも「自分の考えは正しい」と思っているわけではない。
むしろ、「間違っているかもしれないけれど、とりあえず言ってみよう」と考えられる。
変なことを言ってもいい。
うまくまとまらなくてもいい。
自分の中から出てきたものを、すぐに否定しない。
この小さな習慣が、「自分の考えには出す価値がある」という感覚につながっていく。
自分の中にある言葉を、とりあえず書いたり、口に出したりしてみること。
その習慣こそ、自分の考えを信じるための第一歩なのだ。
(本記事は、田丸雅智著『小学生でもできる言語化』をもとに作成しました。)





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