米オープンAIは、ブラジルのデジタルサービス企業ヌーバンクの創業者で最高経営責任者(CEO)のデービッド・ベレス氏と、米大手銀バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNYメロン)のロビン・ビンスCEOを取締役会に加えると発表した。この人事により、上場企業での経験が豊富な金融業界の重鎮2人が取締役会に加わることになる。オープンAIは早ければ年内にも新規株式公開(IPO)を目指している。ビンス氏は監査委員会の委員長を務めるという。オープンAIでは3年前、前任の取締役らがコミュニケーションの不誠実さを理由にサム・アルトマンCEOを突然解任し、混乱が起きた。同社はその後、企業統治の改善に取り組んできた。取締役会の議長を務めるブレット・テーラー氏は、米顧客情報管理(CRM)サービス大手セールスフォースの元共同CEOで、AI新興企業シエラのCEOでもある。取締役会にはほかに、退役陸軍大将のポール・ナカソネ氏など、多彩なメンバーが名を連ねる。