米ニューヨーク市で最も人気の仕事があるのは、ウォール街でもブロードウェイでもなく、地下かもしれない。地下鉄を清掃する仕事だ。高収入ではないし、時に重労働だ。だが昨今の経済状況では手に入りにくい、安定と充実した福利厚生を得られる。車両やホームを掃除するこの仕事にありつくまで、4年待たされることもある。求人が出るのは極めてまれで、採用された人たちは、まるで「就職宝くじ」に当たったようなものだと口をそろえる。現在約3700人の交通清掃員を雇用するニューヨーク州都市交通局(MTA)が2022年に求人を出すと、約8週間で7万5000人余りが応募した。25年2月の求人募集には4万9500件近い応募が集まった。
NYで数年待ちの人気職、ほぼ最低賃金でも
地下鉄清掃員の求人が出るのはまれで、時につらい仕事だが、充実した医療保険と企業年金がついてくる
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