米国・イラン間の戦闘が再び激化する中、イスラエルは静観を決め込んでいる。この姿勢は、米国とその同盟国であるアラブ諸国、そして今のところイスラエル自身にとっても好都合だ。米国とイスラエルは今年2月に対イラン攻撃を開始した際、ほぼ前例のない空爆作戦において火力・情報・兵站(へいたん)面における互いの強みを生かすなど、緊密に連携して戦った。米国と地域の当局者らは現在、イランから外交的な譲歩を引き出し、全面戦争を回避しようとしている。そうした中でイスラエルが攻撃に参加すれば、混乱を招く要因がさらに増えることになると当局者らは警戒している。事情に詳しい複数の関係者によると、米国はイスラエルに対し、当面は戦闘に加わらないよう求めた。