米連邦準備制度理事会(FRB)は29日まで開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を据え置いた。連銀総裁3人は利上げを支持して反対票を投じた。インフレが5年にわたって目標を上回り続ける中、FRB内で行動を求める圧力が高まっていることが浮き彫りになった。FRBは9対3で、政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を3.5~3.75%のレンジに据え置くことを決めた。金利を据え置いた6月と同じ内容の政策声明を発表した。目標を上回るインフレを終わらせるというケビン・ウォーシュFRB議長の公約は、2会合連続で行動ではなく言葉にとどまる結果となった。0.25ポイントの利上げに投票したクリーブランド連銀のベス・ハマック氏、ミネアポリス連銀のニール・カシュカリ氏、ダラス連銀のローリー・ローガン氏の3人は4月、利上げより利下げの可能性の方が高いことを示唆する声明にも反対していた。政策変更を巡り3人の当局者が同じ方向で反対票を投じたのは、2016年以来初めて。