ケビン・ウォーシュ氏は、より寡黙な米連邦準備制度理事会(FRB)の方が投資家の考えをより明確に読み取れるという前提に、自らの議長職を賭けてきた。29日、同氏はその前提は機能していると述べた。ウォーシュ氏はFRBが金利を据え置いた後の記者会見で、自身が議長として初めて参加した6月の政策会合以来、名目およびインフレ調整後の米国債利回りがともに上昇したことを指摘した。これは会合間の上昇としては過去20年間で最大級のものだった。同氏は、市場はFRBではなく経済に反応しており、それはフォワードガイダンス(先行き指針)を示さない自身の方針が機能している証拠だと述べた。インフレ抑制の公約に沿って利上げを実施しなかった理由を問われると、こうした借り入れコストの上昇が、FRBが実施する必要のなかった利上げの一部の役割を果たしていると示唆した。