「自分でやりなさい」と言っているのに、なかなか一人でできるようにならない――そんな悩みを抱える親は少なくない。しかし、子どもができない原因は、やる気や不器用さではなく、大人が「当たり前」と思っていることを、実は教えていないからかもしれない。では、「自分でできる子」を育てる親は、どんなことを意識しているのだろうか。話題の書『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』から、そのヒントを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
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ソファに飛び散った「ヨーグルト爆弾」
長い間ヨーグルトが苦手だった6歳の息子が、なぜか最近になってヨーグルトに夢中になりました。
ヨーグルトのふたは、子どもの手には意外と固いものです。
これまでは「ママ、開けて」と頼むのが当たり前でしたが、少しずつ力もついてきたため、先日、初めて一人で開けようと挑戦しました。
ところが次の瞬間、ヨーグルトが勢いよく飛び出し、ソファにべったり。
親としては、「ヨーグルトのふたを開けたら中身が吹き出す」という発想がなく、なぜそんなことになったのか、さっぱり分かりませんでした。
よく見ると、息子はカップを持たずに、ふただけを勢いよく引っ張っていたのです。
「ふたを開ける」ということは、日常生活のなかで必要不可欠ですが、実はその方法をしっかり教えたことはなかったことに気づきました。
いろいろなふたをあけてみよう
そこで小学校入学前後に身につけておきたい93のおやくそくを収録した『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』という本の、「いろいろな ふたを あけてみよう」という項目を親子で確認しました。
『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用拡大画像表示
<はがすふたのとき>
・かたほうの てで カップを しっかり おさえよう。
・もうかたほうの てで ふたを つまんで はがそう。
<ひねるふたのとき>
・ふたの したの かたい ぶぶんを てで つかむよ。
・もう かたほうの てで みぎに まわして あけよう。
『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用
大人にとっては、あまりにも当たり前に思える手順です。
しかし子どもにとっては、見よう見まねだけでは分からないことも多いのです。
本を見ながら、今度は片手でカップをしっかり押さえ、もう片方の手でふたをゆっくりはがしてみました。
すると、ヨーグルトをこぼすことなく、きれいに開けることができました。
「自分でやりなさい」と任せることは大切です。
ただし、本当に一人でできるようになるためには、最初に「どうすればうまくいくか」を具体的に教える必要があります。
大人が無意識にしている動作こそ、子どもには丁寧な説明が必要なのかもしれません。








