夏休みは、子どもが友達の家へ遊びに行ったり、自宅に友達を招いたりする機会が増える季節だ。その一方で、「きちんとあいさつできるだろうか」「友達の家で失礼なことをしないだろうか」と心配になる親も少なくない。では、親は子どもに何を教えておけばよいのだろうか。話題の書『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』から、夏休みだからこそ親子で確認したい大切なルールを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
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手土産を渡すのが恥ずかしい……
夏休みになると、友達が家に遊びに来たり、反対に友達の家へお邪魔したりする機会が増える。
そこで親として気になるのが、子どものマナーだ。
友達が家に来たときには、家の中を案内したり、おもちゃを気持ちよく貸してあげたりしてほしい。
友達の家へ行くときには、きちんとあいさつをし、持参した手土産も自分で渡してほしい。
そんなことを息子に伝えた。
ところが、息子の反応はいまひとつだった。
「手土産を渡すの、恥ずかしい」
親としては最初、その感覚がよくわからなかった。
だが子どもの立場で考えると、いつも元気いっぱいに遊んでいる気心の知れた男友達に、改まって手土産を差し出すことは、子どもなりに照れくさいのかもしれない。そう考えると、少し納得できた。
とはいえ、相手の家で気持ちよく過ごすためのマナーは身につけてほしいものだ。
家に入るときに「こんにちは」と言う。帰るときに「ありがとうございました」と伝える。
そうした短いあいさつがあるだけで、相手の親も安心するし、子ども自身もその場になじみやすくなる。
友達の家に行く前に親子で友達の家での「ふるまい」について考える必要があると思った。
自分から挨拶をしよう
小学校入学前後に身につけておきたい93のおやくそくを収録した『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』には、「じぶんから あいさつしよう」という項目がある。
『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用拡大画像表示
・いえを でるときは 「いってきます」と あいさつするよ。
「いってきます」
・ともだちに あったら げんきに てを ふろう。
「おはよう!」
・せんせいに あったら おじぎを して あいさつをしよう。
「せんせい、こんにちは!」
・ともだちと わかれるときも てを ふって あいさつするよ。
「バイバイ、またね!」
『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用
あいさつは、特別な作法ではない。
相手に「会えてうれしい」「おじゃまします」「ありがとう」という気持ちを伝えるための、いちばん身近な方法である。
手土産を渡すのが恥ずかしいなら、まずは玄関で自分から「こんにちは」と言えれば十分だ。
その小さな一歩が、どんな場面でも、相手に不快感を与えず、一緒にいて楽しいと思われる人になるきっかけになる。








