米実業家マーク・ウォルター氏の「金融帝国」を捜査している米連邦検察は、同氏の支配下にある保険会社と事業会社の間で仲介役を果たした4社に焦点を当てている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。検察と米証券取引委員会(SEC)は、ウォルター氏あるいは同氏の関連企業が、同氏が支配する保険会社から数十億ドルを借り入れる際に財務上のつながりを隠蔽(いんぺい)することで詐欺を行ったかどうかを調査している。ウォルター氏は投資会社グッゲンハイム パートナーズの最高経営責任者(CEO)を務め、米大リーグ(MLB)のロサンゼルス・ドジャースのほか、さまざまな企業を所有している。関係者らによると、捜査当局が絞り込んでいる主な企業は、グッゲンハイムの元幹部2人が設立した、マイアミを拠点とするABSキャピタル、かつてグッゲンハイムとウォルター氏が支配していた生命保険会社エクイトラストを傘下に持つ投資会社アミスタッド・ファイナンシャル、グッゲンハイムと長年の関係を持つ、シカゴを拠点とする商業不動産仲介会社ブラッドフォード・アレン、そして同じくシカゴに拠点を置くハドソン・トレーディングの4社だ。