決算書を読もうとして、「数字が多すぎて、どこを見ればいいのかわからない」と感じたことはないでしょうか。しかも、企業の売上や利益を詳しく知ろうとすると、1つの資料を見るだけでは足りず、複数の資料を行き来しなければならないこともあります。今回は書籍『サンキー図で「お金の流れ」が1秒でわかる 見るだけ決算書』から、そんな複雑な決算情報をひとつの図にまとめて読み解く方法を紹介します。
ひとつの図にまとめて視覚化する「サンキー図」
決算書が読み解きづらい理由のひとつは、たくさんの数字が並んでいるうえ、確認すべき資料が複数にわたることです。たとえば企業の売上と、その内訳を知りたい場合、PLだけでなくセグメント情報などもあわせて確認する必要があります。
しかし、サンキー図を使えば、こうした情報をひとつの図にまとめて視覚化できます。
今回はその手法を見てみましょう。
売上高情報とセグメント情報が同時にわかる
サンキー図の大きな強みの1つは「売上がどこから上がっているのか?」がひと目でわかるようになっていることです。
たとえば、オリエンタルランドで考えてみましょう。決算書から「どこの事業で、どれくらい売り上げているのか?」を分析しようとすると、次の2つの情報を見る必要があります。
①損益計算書
損益計算書(オリエンタルランド2025)
②セグメント情報
セグメント情報(オリエンタルランド2025)
これら2つの資料を見比べながら、それぞれの数字を結びつけて分析するのは、正直面倒ですよね。
しかし、サンキー図ならこの状況が一変します。
ひと目で「売上の主軸」がわかる
次のサンキー図を見てみてください。
PLサンキー図(オリエンタルランド2025年3月期)
この図なら、売上がテーマパーク・ホテル・その他の3つの事業で構成されていることも、それぞれがどれくらいの割合を占めているのかも、パッとわかります。オリエンタルランドはテーマパーク事業が売上の主軸であり、その一方でホテル事業にも一定の売上があることが、細かな数字を追わなくてもつかめると思います。
このように、複数の資料を行き来しながら数字を読み解くのではなく、必要な情報をひとつの図にまとめ、まず全体像をひと目で把握できる。これが、サンキー図を使って決算書を読む大きなメリットのひとつです。






