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米国人へのかつての助言は「欧州には旅行に行っても投資はするな」というものだった。それは時代遅れになりつつある。
投資家が欧州市場に対して懐疑的なため、域内でアウトパフォームしている銘柄が見逃されやすくなっている。例えば、欧州の銀行株のトータル・リターン(配当込み)は、過去4年にわたって米国のマグニフィセント・セブン(超大型7銘柄)を上回っている。
欧州企業はここ数年で最高の決算シーズンを終えたばかりだ。ストックス欧州600指数の構成企業は4-6月期の1株利益(EPS)が平均で前年同期比18%増となった。2024年と25年のEPSは、好業績企業の伸びが不振企業の落ち込みに相殺され、ほぼ横ばいだった。
UBSの欧州株式戦略チームを率いるジェリー・フォーラー氏によると、成長の裾野は、人工知能(AI)株や銀行株という狭いグループを超えて広がりつつある。インフラ、エネルギー安全保障、防衛といった優先分野への政府支出と民間投資が確かな機会を生み出している。
ストックス欧州600指数の年初来上昇率は10%で、S&P500種指数の12%を若干下回る。欧州株は2000年代半ば以降、米国株をアンダーパフォームしてきたが、その差は最近縮小している。
欧州株のパフォーマンスが改善しているもう一つの理由は、出遅れ銘柄が市場全体に及ぼす影響が以前よりも低下していることだ。自動車・自動車部品メーカーは中国からの競争にさらされ打撃を受けているが、これらの銘柄がストックス欧州600指数に占める割合は現在2%未満にとどまる。








