「あの人、いつも自分の話ばかりして面倒くさい」……楽しく話していたのに、いつの間にか話題を奪われてモヤモヤした経験はありませんか? 実はこの「会話泥棒」、背景には意外な心理が隠されています。悪気がないパターンから注意が必要なタイプまで、適切な対処法は異なります。我慢して付き合い続けるのは、あなたにとっても相手にとってもNG。イライラを溜め込まず、人間関係の悩みをフッと軽くするためのヒントをご紹介します。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順)
※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。
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「会話泥棒」の心理と対応策
今日は、自分の話ばかりしてしまう、いわゆる「会話泥棒」のような人の心理と、その対応策について考えていきたいと思います。
会話の途中で話題をすべて自分の方向に向けてしまう人がいますが、なぜそのような行動をとるのでしょうか。そして、そうした人に対して私たちはどう対応すればいいのでしょうか。
なぜ「自分の話ばかり」してしまうのか?
自分の話ばかりしてしまう人は、基本的にはコミュニケーションがあまり上手ではないことが多いです。コミュニケーションとはどういうものかがよくわかっていないか、あるいはわかっていても実行できておらず、コミュニケーション自体を誤解している節があります。
具体的には、「みんなと関わり合って、自分が楽しく話せたらコミュニケーションがうまくいっている」と勘違いしているのです。自分が楽しくなることがコミュニケーションだと思っているため、自分が盛り上がれる「自分の話」ばかりをしてしまいます。そして、どんな話題でも無理やり自分に関連づけてしまうのです。
衝動性が高く、我慢ができない
また、衝動性が高くて我慢ができない人も、自分の話ばかりする傾向があります。普通の人は何か言いたいことを思いついても、「今は言うべきタイミングか」「空気を壊さないか」と判断して抑えたり、後回しにしたりすることができます。
しかし、衝動性の高い人は、思いついたらすぐに口に出してしまいます。誰かの話を聞いて「それ、私も知ってる!」と思ったら、その場ですぐに自分の話にすり替えてしまうのです。
周りの優しい人やコミュニケーションが上手な人が話を合わせてくれても、本人はそれに気づきません。「自分の話でみんなが盛り上がっている」と勘違いし、ますます自分の話をしてしまいます。結局のところ、自分がコミュニケーションを破綻させていることに気づいていないのです。
我慢して付き合うのはNG。誰も幸せにならない
そういうことを繰り返していると、次第に人が離れていき、遊びに誘われなくなったりします。それを後から知って、本人が深く傷つくこともあります。
つまり、会話泥棒をしてしまうと、本人は周囲から疎まれてしまい、周りの人も嫌な思いをするだけで、誰一人として勝者がいません。
会話泥棒の人の大半は、悪気があってやっているわけではないということを少し認識していただくと、相手に対して少し優しくなれるのではないでしょうか。
だからといって、「仕方ないから」とその人の話に我慢して付き合ってあげるのは、実はあまりよくありません。我慢していると、次第にその人のことが嫌いになってしまいますし、本人が後から「嫌われていた」と自覚したときに大きなショックを受けます。どちらにとってもよくないのです。



