悩まない人の「頭の中」では何が起こっているのか?
いま英語、ドイツ語、スペイン語、オランダ語、ロシア語、イタリア語など世界中から翻訳オファーが殺到している木下勝寿氏の『「悩まない人」の考え方――1日1つインストールする一生悩まない最強スキル30』から「悩まない人が迷ったときに取る行動」をライター柴田賢三氏がレポートする。(構成/ダイヤモンド社・寺田庸二)
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連日の「酷暑日」にエアコンが壊れた
自宅の仕事場のエアコンが壊れた。
今年から新たに設けられた40度以上の「酷暑日」を各地で記録していると、ニュースで盛んに報じられていた頃のことだ。
タイミングの悪いことに仕事も収入も減っている時期で、すぐに買い替えるのは勇気がいった。
そこで、他の部屋のエアコンを低い温度でフル稼働させ、ドアを開けて扇風機で冷風を送り込み、なんとかしのいでいたが、妻にあきれ顔でこう言われた。
「電気代も考えたら、やっぱり早く買い替えるべきじゃない。仕事の効率も悪くなって、よけいに稼ぎも悪くなりそう」
いざ実物を使い始めてみると……
しぶしぶ近所の家電量販店に出向くと、店員さんは少しでも高機能なエアコンを買わせようと、あれこれ説明してくる。
私はこういうのが苦手で、ひと通り説明を受けると、いったん逃げるように帰宅した。
妻に、「10年以上使うものだから、ある程度のお掃除機能とかがあったほうがいいよね」と相談すると、またもやバッサリ。
「お金がないんだから、『いちばん安いエアコンください』。この一言で終わりでしょ」
「北の達人コーポレーション」の社長で、『悩まない人の考え方――1日1つインストールする一生悩まないスキル30』の著者・木下勝寿氏も、家電を買うときに「最初はいちばん安いものを買う」と決めているそうだ。
――『悩まない人の考え方』より
「いちばん安いエアコンください」
木下氏は、なぜ安い家電を買うのかの理由も細かく書いたうえで、「悩まない人」の考え方を説明しているが、ちょうどこの本を読んでいた私も妻の言葉に素直に従うことにした。
よく考えてみれば、高いお掃除機能を備えたエアコンを買うと、クリーニング業者を頼んだときにも割高な料金を請求される。
どんなに省エネ機能が優れていて、「長い目でみればお得ですよ」と店員に言われても、数年に一度のエアコンクリーニングのたびに支払う差額まで考えると微妙な価格差になる。
そもそも、性能によって仕事のスピードまで左右されるパソコンなどと違って、エアコンは「夏は涼しく」「冬は暖かく」なれば、それでいい。
翌日、家電量販店に出向いて「いちばん納期が早くて安いエアコンをください」と店員さんに先制パンチを放ち、快適な仕事場の環境を取り戻すことができた。






