人生には、「もうどうにもならない」と思う瞬間がある。仕事がうまくいかない。努力しても結果が出ない。思い描いていた未来から、どんどん遠ざかっているように感じる――。そんなとき、目の前の状況だけを見ていると、出口がないように思えてしまう。しかし、今の苦しさも見方を変えれば、人生の意味は変わってくる。話題の書『人生アップデート大全――停滞した自分を変える66の習慣』(池田貴将著)をもとに、「絶望したときに思い出したいこと」について紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

絶望したときこそ、思い出したい「3つのこと」とは?Photo: Adobe Stock

1:「目標は『なりたい自分になる』ための手段」

「これだけ頑張ったのに、結果が出なかった」
「思い描いていたところまで、たどり着けなかった」

そんなとき、人は自分の努力まで無駄だったように感じてしまう。

しかし、人生の価値は「何を達成したか」だけで決まるものではない。

『人生アップデート大全』では、こう書かれている。

「目標設定は『なりたい自分になる』ための手段・道具です。」――『人生アップデート大全』より

目標を達成できたかどうかだけではなく、その過程でどんな自分になったのか。

以前より粘り強くなった。
人の痛みがわかるようになった。
失敗しても、もう一度立ち上がれるようになった。

結果だけを見れば「うまくいかなかった」と思える経験にも、自分の中に残っているものはある。

2:「苦しい状況だからこそ身につくものがある」

できることなら、つらいことなど起きないほうがいい。

けれども、自分が望む人間になるためには、順調なときには身につかないものもある。

たとえば「勇気のある人になりたい」と願ったとしても、何も怖いことが起きなければ、勇気を出す機会そのものがない。

本書には、こんな言葉が登場する。

「神様は“なりたい自分”になれる状況をちゃんと準備してくれる」――『人生アップデート大全』より

不安な状況だからこそ、勇気を出せる。
思い通りにならないからこそ、自分で選ぶ強さが生まれる。

今すぐそう思えなくてもいい。ただ、目の前の苦しさが、これからの自分にとってまったく意味のないものだと決まったわけでもない。

3:「『これからどんな人になるか』は自分で決められる」

過去に起きたことは変えられない。今の状況も、すぐには変えられないかもしれない。
それでも、ひとつだけ自分で選べることがある。

「私は、これからどんな人になるつもりがあるのか?」――『人生アップデート大全』より

苦しいときほど、この問いを自分に投げかけてみる。

もっと強い人になりたい。
人にやさしくできる人になりたい。
自分の気持ちに正直に生きる人になりたい。

そう考えると、意識が「失ったもの」から「これからの自分」へと少しずつ動き始める。

今が思い描いていた人生と違っていても、ここが人生の結論とは限らない。