毎日、生きているだけで疲れる。いつも先を急いでいるような、何かに追い立てられるような感覚がある。そんな人は、知らず知らずのうちに「世間から見た成功」に駆り立てられているのかもしれない。では、自分らしく充実した人生を送るためには、何を目指せばいいのか。話題の書籍『人生アップデート大全――停滞した自分を変える66の習慣』(池田貴将著)をもとに、人生を消耗させないためのヒントを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
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がんばっているのに充実感がないのはなぜなのか
「毎日息をしているだけで疲れる」「さすがにこの生き方を続けるのはしんどい」
誰かに言われたわけでもないのに、いつも自分を急かしているような感覚がある。
ひとつ終わっても、すぐに次のことを考えてしまう。
自分を消耗させているものはいったい何か。
そのひとつが、自分でも気づかないうちに抱えている「成功のイメージ」である。
消耗する人の特徴ワースト1:「世間から見た成功」のイメージを追いかけている
停滞している人生から抜け出す指南書『人生アップデート大全』では、一流アスリートを指導するジム・マーフィーが、「外的な達成や他人からの評価を自分の価値基準にすると、幸福感や本質的な充実感が弱まってしまう」と指摘していることを紹介している。
たとえば次のような基準だ。
もっと稼ぐ。もっと結果を出す。もっと人から認められる。
このような価値基準を取り入れてしまうと、幸せを感じられにくくなるというのだ。
しかも問題は、自分が本当に望んでいるかとは関係なく、「そうなったほうがいい」という世間の基準が、いつの間にか自分の基準になってしまうことだ。
――『人生アップデート大全』より
「世間の成功」と「自分の成功」はズレている
実は、「自分が思う成功」と「世間が思う成功」には、大きなズレがある。
アメリカで行われたある調査では、「お金持ちになり、仕事でも成功している人生」と「自分の大好きなことを追求している人生」のどちらが成功した人生だと思うかを尋ねたところ、90%以上の人が「後者」を選んだという。
ところが、「世間はどちらを成功だと思っていると思うか」と尋ねると、90%以上が「前者」を選んだ。
――『人生アップデート大全』より
つまり、自分は好きなことを追求する人生がいいと思っているのに、「世間はお金や仕事での成功を評価する」と考えている。そのギャップが、知らないうちに自分を駆り立ててしまうのである。
「何を手に入れるか」より「何ができるようになりたいか」
では、どうすればそこから抜け出せるのか。
ポイントは、「何を手に入れたいか」ではなく、「何ができるようになりたいか」を目標にすることである。
もっと高い地位につきたい、もっと評価されたい、と考えるかわりに、もっと自分の能力を存分に活かしていい仕事ができるようになりたい、好きなことをもっと深く学べるようになりたい、と考える。
――『人生アップデート大全』より
「世間からどう見えるか」ではなく、「自分はどうなりたいか」。
その基準を取り戻すことが、消耗する毎日から抜け出す第一歩なのだ。








