人生の最後に、「もっとこうしておけばよかった」と後悔するとしたら、それは何だろうか。意外にも、失敗したことより、「やらなかったこと」が心に残ることは多い。では、後悔の少ない人生を送るために、今からできることとは何か。今回は、話題の書『人生アップデート大全――停滞した自分を変える66の習慣』(池田貴将著)より、人生で後悔しやすいことを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
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気づけば「同じ毎日」を繰り返していないか
仕事をして、家に帰って、スマホを見て、眠る。翌朝になれば、また同じような一日が始まる。
もちろん、何事もなく一日が終わるのは悪いことではない。むしろ私たちは、失敗を避け、できるだけ効率よく毎日を過ごそうとする。
しかし、それが何年も続いたらどうだろうか。
1カ月前の一日を思い出そうとしても、何をしていたのかほとんど覚えていない。
SNSやネットニュースを眺めているうちに時間が過ぎ、ふと「私、今、何をしているんだろう」と感じる。
『人生アップデート大全』で著者の池田貴将氏は、こう指摘している。
では、人生の終わりに振り返ったとき、人はどんなことを後悔するのだろうか。
4500人の調査でわかった「人が後悔すること」
作家のダニエル・ピンクは、約4500人を対象にした「アメリカ後悔プロジェクト」の結果から、人間の後悔を4つに分類している。
教育やお金、健康など人生の基盤づくりを怠った「基盤に関わる後悔」。
思いきった行動を取らなかった「勇気に関わる後悔」。
自分の良心に反する選択をした「道徳に関わる後悔」。
そして、大切な人との関係を育てなかった「つながりに関わる後悔」である。
ここから、人生の最後に後悔しないために、とくに意識しておきたい3つが見えてくる。
その1:やるべきことを怠ったこと
健康のために行動する。将来のために学ぶ。お金について考える……。
「いつかやろう」と先延ばしにしているうちに時間が過ぎ、あとになって「あのときやっておけばよかった」と後悔することだ。
その2:挑戦しなかったこと
やって失敗したこと以上に、「やってみたかったのに、やらなかった」という選択が後悔として残ることがある。
失敗しないように無難な選択を続けることはできる。
しかし、その安心と引き換えに、心に残る経験まで減らしてしまうことがあるのだ。
その3:大切な人との関係を築かなかったこと
忙しいからと、家族や友人との時間を後回しにする。連絡しようと思いながら、そのままにする。
いつでも会えると思っていた人との時間にも、限りがある。
人生は「思い出づくり」と考えてみる
では、後悔を減らすために、毎日をどう過ごせばいいのだろうか。
ひとつのヒントが、「思い出」を意識することだ。
著者は、富士山に登ったとき、とても苦労し、3日間も筋肉痛で仕事に支障が出たという。それでも、頂上から見た景色は一生忘れられない。
ラクだった日ではなく、少し大変だった日、思いきって何かをした日が、人生の大切な記憶になることがある。
だからこそ、こんな問いを持ってみるのだ。
旅行や大きな挑戦でなくてもいい。
会いたかった人に会う。行ってみたかった場所へ行く。初めてのことをやってみる。
「今週、どんな思い出をつくれるか?」
そう考えて予定を立てるだけで、ただ過ぎていく一週間が、自分の人生に残る一週間へと変わっていくのだ。








