幸運に恵まれ、大きなチャンスをつかむ人は、何が違うのか。運がいい人には、才能や能力とは別に、チャンスを引き寄せる共通の特徴がある。運を味方につけるために必要なこととは何か。話題の書籍『人生アップデート大全――停滞した自分を変える66の習慣』(池田貴将著)『人生アップデート大全』をもとに、柴田賢三氏が寄稿いただいた。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
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楽器未経験の中学生の娘が吹奏楽部に入部した理由
中学生になった娘が吹奏楽部に入った。
私も妻も音楽とは無縁。なんなら私は楽譜すらまともに読めない。娘もこれまでの習い事は英会話とそろばんと水泳で、ピアノ教室にも行ったことはない。
どうやら、部活のお試し体験の日にクラリネットを吹かせてもらい、たまたま音が出せたときに「すごい! はじめて吹いて音が出せた子は今までにいないよ!」と先輩におだてられ、あっさり入部を決断したらしい。
よくある手にだまされたのだ。
娘にとっては、人生で最初の“詐欺被害”と言えるかもしれないが、本人は楽しそうだから、先輩が他の子にも同じことを言っているであろうことは伝えていない。
部員が足らず、入部わずか4カ月で県予選の舞台に
娘の中学の吹奏楽部は部員数が年々減っていて、コンクールにエントリーするギリギリの人数しかいないようだ。そのため、1年生の娘もわずか入部4カ月で県の予選会に出場することになった。
思春期の娘は、「みんなは緊張するって言ってるけど、私は平気なんだよね」と妻に強がっていたそうだが、当日の朝は食事がのどを通らず、ヨーグルトやフルーツだけを口にして出かけて行った。
案の定、ステージではガッチガチ。これまで見たことがないほど緊張していたが、なんとか最後まで先輩たちの演奏についていっていた。
幸運は「負ける可能性のある場所」にある
停滞した自分を変える指南書『人生アップデート大全』の中には、「チャンスは“負ける可能性のある場所”にある」という項目がある。
しかし、実際は『その舞台で成功をつかみ取るための準備ができている人』が幸運に見えるだけ。
チャンスはいつでもある。そこにエントリーする準備をしている人がとても少ないだけなのです。」
――『人生アップデート大全』より
著者の池田貴将氏は、「準備している」という姿勢そのものが、チャンスに変わると書いている。
娘の吹奏楽部の結果は、残念ながら予選落ち。
ちょうど、この本を読んでいた私は、夕食時に池田氏の言葉を借りて、「今回の練習は無意味じゃない。練習してる人にチャンスがやってくるんだ」と説いたところ、娘にウザそうな顔をされた。
「熱心に取り組んでいること」が自分をアップデートさせる
部活をがんばっている娘の姿を見ると、いつも何かに熱心に取り組んでいた自分の学生時代を思い出す。
気づいたらもう50代。歳だからといって情熱を捨ててしまうのはもったいない。
人生を振り返ってみると、「夢中に取り組んでいたこと」こそがチャンスを呼び込み、自分を成長させてきたと感じる。
これからも熱い気持ちを忘れないように、『人生アップデート大全』を読みながら、自分をアップデートさせていきたい。











