筆算が必要そうな2ケタどうしのかけ算も、ある計算方法を使えば、驚くほど簡単に暗算できます。しかも、その仕組みは決して複雑ではありません。『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』の著者で、11月発売の学習カード『小学生がたった1日で19×19まであそびながら暗算できるカードゲーム』を考案した小杉拓也氏が、その方法を解説します。

「24×21、63×67、85×85」どれも爆速で解ける暗算法・ベスト1Photo: Adobe Stock

「19×19までの暗算法」のおさらい

さっそくですが、19×19までの暗算ができる「おみやげ算」の計算法について説明します。

(例)13×19=

①13×19の右の「19の一の位の9」をおみやげとして、左の13に渡します。すると、13×19を、(13+9)×(19-9)=22×10(=220)と考えることができます。

②その220に、「13の一の位の3」と「おみやげの9」をかけた27をたした247が答えです。

まとめると、13×19=(13+9)×(19-9)+3×9=220+27=247です。

例えば、12×14、15×18、16×17などの「十の位が1の2ケタの数どうしのかけ算」は、おみやげ算を使ってすべて計算でき、慣れると暗算もできるようになります。

「十の位が同じ2ケタの数どうしのかけ算」も暗算できる!

このおみやげ算、例えば24×21のように、「十の位が同じ2ケタの数どうしのかけ算」なら、すべて同様の方法で計算できます。さっそく試してみましょう。

(例)24×21=

①24×21の右の「21の一の位の1」をおみやげとして、左の24に渡します。すると、24×21を、(24+1)×(21-1)=25×20(=500)と考えることができます。

②その500に、「24の一の位の4」と「おみやげの1」をかけた4をたした504が答えです。

まとめると、24×21=(24+1)×(21-1)+4×1=500+4=504です。

例えば、「31×32」「63×67」なら、次のように計算できます。

31×32=(31+2)×(32-2)+1×2=990+2=992
63×67=(63+7)×(67-7)+3×7=4200+21=4221

2ケタの数の2乗計算も超速で暗算!

おみやげ算を使って「十の位が同じ2ケタの数どうしのかけ算」をすべて計算できるので、85×85などの「2ケタの数の2乗計算」も当然カバーしています。実際に計算してみましょう。

(例)85×85=

①85×85の右の「85の一の位の5」をおみやげとして、左の85に渡します。すると、85×85を、(85+5)×(85-5)=90×80(=7200)と考えることができます。

②その7200に、左の「85の一の位の5」と「おみやげの5」をかけた25をたした7225が答えです。

まとめると、85×85=(85+5)×(85-5)+5×5=7200+25=7225です。

一の位が5の2ケタの数の2乗は、おみやげ算で特に計算しやすいので、15×15、25×25、……、95×95は、どれも慣れると5秒以内で暗算できます。日頃の計算で出てきたら試してみましょう。