「どうして自分ばかり、こんな目にあうんだろう」。仕事で思いがけず批判されたり、人間関係で嫌な思いをしたりすると、いつまでもその出来事が頭から離れなくなることがある。一方で、同じような経験をしても、気持ちを切り替えて前に進める人もいる。その違いは、出来事そのものではなく「捉え方」にあるのかもしれない。話題の書籍『人生アップデート大全――停滞した自分を変える66の習慣』(池田貴将著)をもとに、人生を好転させるヒントを紹介しよう。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

なぜか人生がうまくいく人の考え方・ベスト1Photo: Adobe Stock

ストレスをためない人は何が違うのか?

・仕事で自分の意見を否定された。
・SNSで友人の楽しそうな投稿を見て、なんだか落ち込んでしまった。
・カフェで横入りされて、嫌な気分になった。

日常生活には、こうした小さなストレスがあふれている。

その場では気にしないようにしていても、あとから思い出してイライラしたり、落ち込んだりすることもあるだろう。

しかし、同じ出来事を経験しても、いつまでも引きずる人もいれば、すぐに気持ちを切り替えられる人もいる。
その違いは、いったいどこにあるのだろうか。

ベスト1:自分がいい気分になれる「解釈」を選ぶ

実は、私たちの感情を左右しているのは、出来事そのものだけではない。
その出来事を「どう解釈するか」も大きく影響している。

本書では、次のように述べられている。

「事実は捉え方次第でいかようにも変わる、すべてはどう解釈するかにかかっている。」
――人生アップデート大全』より

「自分ばかり…」と思ったときの心の切り替え方

たとえば、仕事を頼まれたときのことを考えてみよう。

「どうして自分ばかり仕事を押しつけられるんだろう」と考えれば、不満が募るだろう。

一方で、「それだけ自分が必要とされているのかもしれない」と考えれば、少し前向きな気持ちになれる。

起きた出来事は同じでも、その意味づけによって、感じることが変わってくるのだ。

無理にポジティブになる必要はない

とはいえ、嫌なことが起きたときに、何でも前向きに考えるのは難しい。

理不尽なことを言われたり、思いどおりにいかなかったりすれば、腹が立つのも当然だろう。

大切なのは、嫌な感情を無理に消そうとすることではない。

「ほかの捉え方はできないだろうか」と考えてみることだ。

本書では、解釈に迷ったときの考え方として、次の言葉を紹介している。

「きっとこれは何かいい意味があるはず。今はまだそのよさが明らかになっていないだけ。」
――人生アップデート大全』より

失敗のおかげでわかることもある

たとえば、仕事で失敗したとき。

「自分には能力がない」と考えれば、自信を失ってしまう。

しかし、「今回の失敗で、改善すべきことがわかった」と考えれば、次の行動につなげることができる。

人生を変えるのは、出来事ではなく「捉え方」

私たちは、起きてしまった出来事を変えることはできない。

しかし、その出来事をどう受け止めるかは、自分で選び直すことができる。

本書には、こんな言葉がある。

「人生の質は、『一瞬一瞬をどのように解釈しているか』にかかっています。」
――人生アップデート大全』より

嫌なことがあったときほど、「どうしてこんなことが起きたんだろう」と考え続けるのではなく、「もっと違う意味づけができないだろうか」と自分に問いかけてみよう。

出来事が変わらなくても、捉え方が変われば、気持ちが変わる。気持ちが変われば、そのあとの行動も変わっていく。

人生を好転させるきっかけは、案外、そんな小さな「解釈の変化」にあるのかもしれない。