やるべきことは山ほどある。朝から晩まで仕事や家事に追われ、気づけば一日が終わっている。がんばっているのに、なぜか充実感がない。「何のためにこんなに忙しくしているんだろう」と感じることはないだろうか。実は、その原因は、時間の使い方ではなく、人生で「何を優先するか」にあるのかもしれない。話題の書『人生アップデート大全――停滞した自分を変える66の習慣』(池田貴将著)をもとに、毎日を充実させるヒントを紹介しよう。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
Photo: Adobe Stock
ワースト1:目先の「やるべきこと」ばかり優先する
毎日忙しく過ごしているのに、なぜか充実感がない。そんなときは、日々の過ごし方を少し見直してみるといいかもしれない。
私たちは、つい目の前の「やるべきこと」に意識を奪われがちだ。
仕事のメールを返す。頼まれた資料を作る。家事を片づける。次の予定を確認する。
一つ終わっても、また次の用事が待っている。
『人生アップデート大全』では、次のように述べられている。
――『人生アップデート大全』より
やるべきことをこなすのは大切だ。しかし、そればかりを優先していると、自分が本当にやりたいことや、大切にしたいことが後回しになってしまう。
充実感を生むのは「自分で選ぶこと」
では、どうすれば毎日をもっと充実させられるのだろうか。
大切なのは、自分にとって本当に重要なことを見極めることだ。
本書では、次のように述べられている。
――『人生アップデート大全』より
たとえば、家族との時間を大切にしたいと思っているなら、忙しい日でも一緒に食事をする時間をつくる。
新しいことを学びたいなら、一日15分でも勉強する時間を確保する。
大切なのは、何をするかだけでなく、それが自分の大切にしたいことと一致しているかどうかだ。
組織行動論の博士号を持つマーシャル・ゴールドスミスも、充実感を得るには、自分で「選び取ること」が重要だと述べている。
他人から与えられたことをこなすだけでなく、自分の意思で選んだことに時間を使う。それが、充実感につながるのだ。
「本当に大事なこと」を書き出してみる
では、自分にとって本当に大事なことを見つけるには、どうすればいいのだろうか。
本書がすすめているのは、次の問いを自分に投げかけることだ。
――『人生アップデート大全』より
まずは、その答えを紙に書き出してみよう。
家族との時間、健康、仕事で実現したいこと、趣味、将来の夢。どんなことでも構わない。
そして、書き出した中から、今の自分が特に大切にしたいことを選んでみる。
すべてを完璧にこなそうとする必要はない。
大切なのは、自分にとって重要なことに、少しでも時間を使うことだ。
目の前の「やるべきこと」を一つ減らして、「本当にやりたいこと」を一つ増やす。
その小さな選択が、毎日の充実感を取り戻す第一歩になるはずだ。











