仕事や家事に追われ、気づけば一日が終わっている。疲れているのに「もう少しだけ」とがんばってしまい、休日は寝て終わってしまう。そんな経験はないだろうか。実は、疲れがなかなか取れない原因は、忙しさそのものではなく、「休み方」にあるのかもしれない。話題の書​『人生アップデート大全――停滞した自分を変える66の習慣』(池田貴将著)をもとに、疲れをためず、毎日を元気に過ごすためのヒントを紹介しよう。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

いつも疲れている人の特徴・ワースト1Photo: Adobe Stock

ワースト1:「疲れてから休む」を繰り返している

「あと少しで終わるから」「ここまでやってから休もう」

仕事に集中していると、つい休憩を後回しにしてしまう。疲れを感じても、キリのいいところまでがんばろうとする人は多いだろう。

しかし、実はこの「疲れてから休む」という習慣こそが、疲れをため込む原因になっているという。

『人生アップデート大全』では、次のように指摘している。

「私たちは、『疲れてから休む』クセがついています。しかし、休んでもなかなか疲れが回復することはありません。なぜなら、『疲れるまでがんばると回復しづらい』からです。」
――『人生アップデート大全』より

たとえば、朝から3時間休まずに働き、ヘトヘトになってから10分休憩する。少し元気になった気がしても、完全には回復していない。

その状態で再び仕事を始めれば、疲れやすくなり、集中力も落ちてしまう。

これを繰り返していると、夜に十分寝たつもりでも、翌朝から疲れが残っているという悪循環に陥ってしまう。

「まだがんばれる」ときこそ休む

では、どうすれば疲れをためずに過ごせるのだろうか。

大切なのは、疲れ切る前に休憩を取ることだ。

本書では、次のように説明している。

「大事なのは、『疲れる前に休む』こと。『まだやれる』段階で、休息をはさむと、回復できるのです。」
――『人生アップデート大全』より

たとえば、1時間仕事をしたら10分休む。まだ余力があるうちに休憩することで、エネルギーを回復させながら仕事を続けられる。

有名な時間管理術「ポモドーロ・テクニック」では、25分集中して5分休むことが推奨されている。

もちろん、最適な休憩のタイミングは人によって異なる。まずは自分に合ったリズムを見つけることが大切だ。

自分が元気になる「休み方」を知っておく

もうひとつ意識したいのが、休憩中に何をするかだ。

ただ何もしない時間をつくるだけでなく、自分が元気になれる行動を選ぶことも大切だという。

本書では、次のように紹介している。

「ある人はゴルフで元気になるし、別の人は泳ぐことでリセットされます。絵を描くと回復する人もいれば、セミナーで新しいことを学ぶと回復する人もいます。」
――『人生アップデート大全』より

散歩をする、好きな音楽を聴く、家族と話す。何をすると気分がリフレッシュするかは、人それぞれだ。

自分に合った回復方法を知っておけば、疲れをため込まずに、毎日を気持ちよく過ごしやすくなる。

休むことは、決して怠けることではない。

パフォーマンスを発揮するのに必要なのは、もっとがんばることではなく、上手に休むことなのだ。