朝、目覚まし時計が鳴っても、なかなか布団から出られない。「あと5分だけ」とスヌーズを繰り返し、気づけば出勤ギリギリ。そんな毎日を変えたいと思っても、早起きはなかなか続かないものだ。一方で、朝から気持ちよく活動し、充実した一日を送っている人もいる。その違いは、いったいどこにあるのだろうか。話題の書籍『人生アップデート大全――停滞した自分を変える66の習慣』(池田貴将著)をもとに、朝の時間を充実させるヒントを紹介しよう。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

毎日が充実している人の朝習慣・ベスト1Photo: Adobe Stock

早起きを「がんばる」と続かない

「明日こそ早起きしよう」と決意しても、三日坊主で終わってしまう。そんな経験はないだろうか。

実は、早起きを習慣にするために大切なのは、気合いや根性ではない。

『人生アップデート大全』の著者・池田貴将氏は、朝4時に起きる生活を送っているという。周囲の経営者にも、朝5時、4時と早い時間に起きる人が多いそうだ。

ただし、早ければ早いほどいいわけではない。勤務時間や生活リズムは人によって異なるため、自分に合った起床時間を決めればいい。

池田氏がすすめるのは、「早起き」という言葉を使わず、「朝起き」と呼ぶことだ。

「早起きしたい方には、『早起き』という言葉を使わずに『朝起き』と呼ぶことをおすすめしています。」
――『人生アップデート大全』より

また、池田氏は、本書で「『がんばる』という言葉は、継続には本当に向きません」と言及している。

たとえば、ゲームに夢中になっている子どもは、「がんばってゲームをしよう」とは考えない。楽しいから自然と続けられるのだ。

朝起きることも同じ。「がんばって起きる」のではなく、自分が起きたい時間に起きる。それを当たり前の習慣にしていくことが大切なのだ。

ベスト1:朝一番に「好きなこと」をする

では、どうすれば無理なく朝起きられるようになるのだろうか。

その答えは、朝一番に「自分が一番したいこと」を持ってくることだ。

「朝起きのコツは、『朝、一番したいこと』を持ってくること。幸せを感じられる時間を持ってくることです。」
――『人生アップデート大全』より

たとえば、好きな音楽を聴きながらコーヒーを飲む。
静かな部屋で読書をする。
お気に入りのノートに自分の気持ちを書き出す。

朝の時間に、そんな小さな楽しみを用意しておく。

「仕事に行かなければならないから起きる」のではなく、「好きなことをするために起きる」。

そう考えるだけで、朝を迎える気持ちは変わってくるはずだ。

大切なのは、朝から何か生産的なことをしようと考えすぎないこと。

誰かのためではなく、自分のために時間を使う。その満足感が、毎日の充実感につながっていく。

スヌーズ機能を使わず、一発で起きる

もう一つ、朝の習慣を変えるために意識したいことがある。

それは、目覚まし時計のスヌーズ機能を使わないことだ。

池田氏は、スヌーズを繰り返すと、起床後も頭がぼんやりする「睡眠惰性」が長引く可能性があると紹介している。

何度もアラームを鳴らすより、一度で起きる習慣をつくることをすすめているのだ。

もちろん、睡眠時間を削ってまで早く起きる必要はない。十分な睡眠を確保することが大前提だ。

最後に、池田氏はこうまとめている。

「『早起き』ではなく『朝起き』。楽しい習慣を朝に置けば、自然に起きられる」
――『人生アップデート大全』より

朝の時間を変えたいなら、まずは明日の朝に小さな楽しみを一つ用意してみよう。

早起きは、がんばるものではなく、楽しみにするものなのだ。