カリフォルニア州サンタクララにあるインテル本社内のデータセンター。同社の株価は月間で2025年3月以来の下落幅を記録したPhoto: Jason Henry for WSJ
ウォール街は人工知能(AI)に数兆ドル規模の賭けに出たが、一部の投資家は必死になって逆のポジションを取ろうとしている。
これまでのところ、AIに賭ける取引は持続的な成功を収めている。AIが経済を変容させる可能性への期待感が、テック大手から公益企業、半導体メーカーに至るまで株価を押し上げ、市場の一部では投機的な熱狂を引き起こしている。
こうした楽観的な予測の一部は最近、現実を突き付けられた。大小を問わず企業が市場の期待に応えられなくなっている。投資家は今、より大規模な崩壊のリスクから身を守る方法を見定めようとしている。
ゲートウェイ・インベストメント・アドバイザーズのシニアバイスプレジデント、スティーブン・ソラカ氏は「下振れリスクに対して防御しようとする人たちから実際、非常に大きな需要が見られる」と語った。
こうした不安は、さまざまな形で表れ始めている。大規模なデータセンター事業や半導体購入の資金調達に際して貸し手が要求する利回りや、多額の借り入れをしている コアウィーブ など幾つかのAI「ネオクラウド」企業の株式・債券価格の急落、そして アルファベット 、 インテル といった人気テック銘柄の急落だ。両社の株価は1日の下落率としては過去最大級を記録したばかりだ。テック株の比率が高いナスダック総合指数は10月30日に2.9%下落し、月間としては2025年3月以来の大幅な下落となった。
投資家は新たな取引週(および月)を迎える。最大の注目イベントは、連邦議会の主導権と多数の州知事ポストの行方を決定づける重要な米国の選挙だ。さらに、テック企業の決算発表も次々と控えている。







