減量中、「甘いものは完全NG!」と思いこみがちだが、使われている素材やトッピングなどに注目して選べば、無理な我慢を続ける必要はない。過度な制限でストレスを溜める前に、頑張っている自分へ賢く「ご褒美スイーツ」を取り入れるコツを、管理栄養士の星穂奈美さんに教えてもらった。(本稿は書籍『疲れやすいオトナ女子を救う あなたの食習慣を変える100の提案』を一部抜粋・加筆し編集したものです)

ケーキを食べる女性Photo: Adobe Stock

素材は「高糖質×高脂質」の掛け合わせを避ける

 例えばケーキを選ぶときに気にかけたいのが「クリーム」です。
 クリームには、いくつかの種類があります。動物性の生クリームは、基本的に乳脂肪をベースにしており、風味は豊かですがコレステロールを多く含み、脂質も高めです。そこにさらにたくさんの砂糖が加わると「高糖質・高脂質」の原因に。
 植物性油脂を主素材としてクリーム状に加工した「ホイップクリーム」や、ヨーグルトクリームなどを選ぶと脂質が抑えられておすすめです。

土台(生地)は「隠れた脂質」に注意する

 見落としがちなのが、ケーキを支える「土台」の部分。
 タルト生地やパイ生地、クッキーを砕いてバターで固めたボトムは、「小麦粉とバターのかたまり」と言っても過言ではありません。

●パイ、ミルフィーユ、タルト
 層を出すためにたくさんのバターが練り込まれているため、減量中は避けるのが無難です。

●スポンジ、スフレ
 先述したパイなど、バターをたっぷり練り込んだ生地に比べると、脂質量を抑えやすい選択肢になるでしょう。土台のないムース・プリン系を選ぶのもgood。

トッピングは「華やかさ」よりも「シンプルさ」

●チョコレート、アイシング(砂糖衣)、粉糖など
 トッピングはケーキの見た目を華やかにしてくれる一方で、糖質が高かったり、エネルギー(カロリー)が積み重なってしまう原因に。
 クリームやチョコレート、アイシング、粉糖などでたくさんデコレーションされているものにも注意が必要です。なるべくシンプルなものを選ぶことでエネルギー(カロリー)を抑えることができるでしょう。

●フルーツ
 減量中はフルーツを使ったケーキがおすすめ。特にベリー類(いちご、ブルーベリーなど)は果物のなかでも糖質が低く、ビタミンや抗酸化成分なども摂れるためおすすめです。
 一方で、砂糖漬けやシロップ煮(コンポート)、缶詰フルーツが多用されているものは糖質量が跳ね上がるため、フレッシュな生フルーツがのったものを選ぶのが賢明です。

食べ方にもひと工夫

 せっかくのご褒美スイーツ。「ながら食べ」ではなく、温かい飲み物を添えてゆっくり味わうなど、おやつの時間に集中することもポイントです。満足度が高まり、食べ過ぎの防止にもつながります。
 また、夕食後などの遅い時間は避けることも忘れずに。