米共和党は2024年の勝利を経て、保守改革の大義を推し進め、新たな多数派連合を確固たるものにする希少な機会を手にした。有権者は3日、上下両院で共和党を敗北に導くことで、その逃した機会に対して厳しい審判を下した。共和党は、大統領の任期2期目の中間選挙で政権側が敗北するのはよくあることだと自らを慰めるかもしれない。しかし今回の敗北は通常のそれをはるかに超えるものだった。共和党の牙城だった諸州で上院議席と知事職を失ったことは、今後何年にもわたって影響を及ぼすだろう。州議会選挙における連鎖的な敗北も同様だ。いつものように、トランプ氏はすでに自分以外の全員に責任転嫁を始めているが、この大惨敗の主因をつくった張本人は同氏自身だ。トランプ氏は、上院がフィリバスター(議事妨害)を撤廃せず、同氏の「SAVEアメリカ法案(有権者資格保護法案、連邦選挙への有権者登録に米国市民権を証明する書類提示を義務付ける)」を可決しなかったからだと言うだろう。しかし、たとえそのいずれかを実現するのに十分な票があったとしても、今年の共和党を救うことはなかっただろう。同氏はテキサス州での衝撃的な敗北についてカール・ローブ氏とテキサス州選出のジョン・コーニン上院議員を非難するだろうが、上院選に敗れたケン・パクストン氏は同氏自身が送り込んだ人物であり、その人選はグレッグ・アボット知事の落選も招くことになった。