ラテン・グラミー賞の受賞歴があるテハーノ歌手で民主党の下院議員候補ボビー・プリド氏が、テキサス州南部の第15選挙区で勝利することが確実となった。AP通信が報じた。この選挙区では、2年前にドナルド・トランプ大統領が18ポイント差で勝利していた。開票率89%の時点で、プリド氏の得票率は61.6%となり、共和党の現職モニカ・デ・ラ・クルス氏の38.4%を上回っている。初出馬のプリド氏は、リオグランデバレーに根差した深い人脈と知名度を生かし、近年の選挙で共和党寄りに傾いていたラテン系有権者が多数を占める同選挙区で支持を得た。同氏は経済問題や、国境警備・移民政策へのより穏健な対応を掲げて選挙戦を展開する一方、トランプ政権の移民取り締まり策を前にデ・ラ・クルス氏が無策だったと批判した。プリド氏の選挙戦の中心にあったのは党派政治の否定で、「私は赤チームでも青チームでもない。あなたたちのチームだ」というスローガンを掲げていた。