業界初挑戦の帯実験
果たして結果は?
実はこれ、私が初めて手掛けた本格ビジネス書『一瞬でYESを引き出す 心理戦略。』を発売したときに、同じ本に異なるデザインのAとBという2種類の帯を巻いて、どちらがより多く売れるのか、を調べるために書店で実際に行った実験だったのです。
売り場でAとB、2つの帯の本を同じ条件(場所や冊数)にしたうえで並べ、売れ行きを調べるという、一般読者を巻き込んだ試みだったのです。
メンタリストDaiGoとしてこれまで、目の前の人の心を誘導することはありましたが、不特定多数の人を相手に心理実験を行ったのは、自分でも初めての経験です。
また、出版界においても初めての試みだったということで、その結果をとても楽しみにしていました(ご協力いただいた書店員の皆様、本当にありがとうございました)。
さて、私が書店さんの協力を得て行ったこの大実験の結果はどうなったのでしょうか?
私の予想通り、感情を揺さぶるワードをちりばめたAの帯のほうが売れゆきがよかったのです。
本書の中でも書いていますが、人は、「感情で物を買って、理屈で納得する」と言われています。心を動かされ、その商品がどう自分に利益をもたらしてくれるのかが明確なものに、人はより購買意欲を掻き立てられるのです。
さらにもう1点。
Aの帯が多くの人に選ばれた理由があります。