学生主導で進む、
医療現場を快適にするアプリ開発
「医師の診察前にじっくりと問診できるアプリ」「面会スケジュールを調整できるアプリ」「看護師が見に行かなくても点滴の残量を知らせてくれるアプリ」――こんなアプリがあれば、診察や入院生活はスムーズになるに違いない。通院中の身ならすぐに入手したいところだが、実はこれらのアイデアは、未来の医療を担う学生たちが考案したものだ。
この夏開催された「Applicare2013 医療系アプリ開発コンテスト」は、医療のプロを目指す学生が参加したコンペ。ネットコミュティ「医療学生ラウンジ」の主催で、医療現場に山積する課題をアプリを通して解決していこうという日本で初めての試みだ。
優勝に輝いたのは、服薬アプリの「flixy」。高血圧疾患を抱えるビジネスパーソンを対象に、外出中の薬の飲み忘れを防ぐためのシステムである。