「稼ぐっていわれてもお給料決まってるし」なんて言われそうですが、ここで言う「稼ぐ」とは、自分の収入を上げるという意味ではなく、会社を稼がせる女になろうということ。
実はどの仕事でも、たとえば事務職だって稼ぐ女にはなれるんです。いつか取材で、会社に必要な人材は「稼ぐ人」か「削減する人」の2種類だけだ、というお話をうかがったことがあるのですが、「稼ぐ人」は外から売り上げを持ってくる人、「削減する人」は必要経費をできるだけ削ることで利益を上げる人のことなので、実はどちらも会社を稼がせている人なんです。
自分が生み出す利益
を知ろう
さて、あなたは会社を稼がせていますか?直接売り上げにつながらなくても、あなたの動きでどんな利益が生まれているのか、まずはその意識を持つことが大切です。
たとえば総務のあなたであれば、これまでオーダーしていたボールペンを1本あたり10円安いものに変えたとします。たったそれだけで1ヵ月に1000本使う会社なら月間で1万円、年間で12万円の経費削減になるわけです。
また、あなたが営業事務なら、営業に頼まれてお客様に送ったDMのうち、何人が顧客になりましたか?その売り上げ額はあなたが動いたことで生まれた売り上げです。
もし、あなたが営業職なら、自分が売り上げるためにどのくらいの経費を使っているかを意識してみましょう。見える経費だけでなく、自分のために動いてくれる営業事務の人件費にも目を向けると、スケジュール管理さえしっかりしていれば発生しなかった無駄なお使いが減るかもしれませんね。
このように、常に自分の動きが何を生み出しているのかを意識することで、どの仕事にどれだけのパワーをかけるべきなのか、もっと稼ぐためにはどうすればよいかなど、次に何をするべきなのかが見えてきます。
同じ仕事内容でも、言われたことをただこなすだけの人材よりも、会社の利益を見据えて動ける人材が必要とされるのは言わずもがな。稼ぐ女は自分の収入もアップしていける人です。必要とされる人のところに運命のきっかけはやってきます。