「顔採用なんて都市伝説でしょ?」
そう思っていた、いや、信じていたけれど、実際に就活を始めてみたら、同じ大学でも、イケメンや美人は早く内定がもらえて、“それなり”の人はなかなか内定が出ない…。そんな話を実際に先輩たちから聞いてしまい、すでに恐れている就活生もいるかもしれません。
では、そんな先輩たちは実際、どのような顔採用の実態を目の当たりにしてきたのでしょうか。そして、人事担当者の顔採用に対する本音を探ってみましょう。
3人に1人は「顔採用」を実感!?
「イケメンじゃない人は話を流された」
ダイヤモンド・オンラインでは、ネット調査会社・リビジェンの協力を得て「就職活動に関する調査」を実施(実施日は2013年12月18日、対象は20代の社会人200名)。同調査内で、「就活で顔採用があると感じたことがありますか?」と聞いたところ、「ある」と答えた人は33%で、3分の1の人が「顔採用はある」と感じていることがわかりました。
男女別で見てみると、男性の26%が「ある」と答えたのに対し、女性は37%が「ある」と回答。この結果から見ると、女性の方がより「顔採用」があると強く認識していることがわかります。
では、実際にどのような“見た目差別”が起きているのでしょうか? まずは、面接の場面で顔採用があると感じた人のエピソードをご紹介しましょう。
「面接に行った会社の社員が美男美女揃い」(神奈川県・26歳女性)
「マスコミ関係の面接などで。選考に残ってた人達の傾向が似てたため」(東京都・28歳女性)
「あきらかに可愛い方はニコニコ話聞いてもらえてた」(三重県・26歳女性)
「(面接で)話しているとイケメンの話は普通に聞いていて、イケメンじゃない人の話は流して聞いていた」(愛知県・23歳男性)
コメントの1つ目と2つ目からは、「回答者も見た目がよい」ことがうかがえる一方、「イケメンじゃない人の話は流して聞いていた」というエピソードは、実際に当事者として体験してみなければわからない辛い現実でしょう。