フェイスブックで、「主人が…」「主人が…」と乱発するこの40歳の主婦も、やはり一定水準以上の力量には達していない。主要な雑誌や印刷部数の多い書籍では継続して書く機会を与えられていない。安い原稿料で、ウェブサイトの記事らしきものを書いている。

会社員なんてバカバカしい!
組織に頼らず生きるプロワーカーの私

 筆者は、この主婦ライターと4年ほど前に接点を持った。

 当時、収入は本人が話す限りでは、1年間で20万円以下だった。夫の収入で十分に生活ができるのだという。子どもはいない。

 会社員をすることは、本人いわく「バカバカしい」のだそうだ。会社は、「組織に頼ることなく生きていく、プロワーカーになることができない人が集まる場」なのだという。さらに「弱い人間たちが互いに傷をなめ合う場」とも話していた。

 この主婦は、20代の頃は会社に勤めていた。聞くところによると、どうやら、仕事ができないせいでいじめを受けて、退職したらしい。同性である女性たちから、猛攻撃を受けたようだ。「悶える職場」であったのだろう。その後、いくつかの会社を1~2年で転々とした。その過程で夫と知り合い、結婚し、専業主婦になった。

 筆者の周りにいる、当時40代の男性ライターはこの女性のことを「キモイ、変人主婦ライター」と揶揄していた。主婦の不気味な態度から「キモイ」には納得するが、なぜ、変人なのか…。それが筆者にはわからなかった。今にして思うと、いくつかの理由があるのかもしれない。

 1つは「主人が…」「主人が…」と人目をはばからず、口にすることにあるのだろう。4年前の時点で、結婚してからすでに10年近く経っていた。だが、執拗に「主人が…」と繰り返す。そばで見聞きすると異様な光景であり、確かに変人に見える。誇張をするわけではないが、ぞくぞくと寒気がする。