キャリアプロデューサーの櫻井です。

前回は「主婦の社会進出のいま」について書かせていただきました。そこで今回は主婦が社会進出するためのより具体的なアプローチについて紹介していきたいと思います。

前回はブランクがある主婦が働く場合、まずは社会に出る為の覚悟が必要だとお伝えしました。さらに、自分自身がやりたいこと、できることがあるなかでも、社会で求められている「すべきこと」が何なのかを考えて働くことがとても大切だとお話ししました。

 では、主婦の方が実際に仕事を探すことになった場合、どのような探し方があるのでしょうか。そして、就職するまでには、どのようなステップを踏めばいいのでしょうか。

そもそも仕事探しは
どこですればいいのか?

 現在、世の中は働くことに関する様々な情報で溢れています。つまり、たとえ長くブランクがあった方でも同様にその情報に接することができます。

 アルバイトやパートの場合ですと、居住区域にもよりますが、最近は駅をはじめとした公共施設やコンビニエンスストアなど、街の至る箇所に就職情報のフリーペーパーが置いてあります。人によっては、近所で働きたいという方や、むしろ近所の人の目の届くところでは働きたくないという方もいるかもしれません。

 また近所で働きたい場合でも、フリーペーパー内には近所で就ける仕事はごくわずかしか紹介されていなかったり、なかには望んでいない夜の仕事ばかりしか載っていないこともあり、あまり役に立たないかもしれません。

 実は主婦のネットワークには必ず情報通の方がいて「あのスーパーにはこんなお局様がいるわよ」など情報を持っているそう。もしかするとあなたのご近所さんにも、“情報通”がいるかもしれません。それと同時に、近所で働けば職場での自分自身の評判が流れやすいことを意識することも重要です。いずれにしても、近所で働く場合には、スーパーや販売店であれば事前に下見の時間を作るとよいでしょう。

 正社員や契約社員、派遣社員の場合は、ハローワークやマザーズハローワークなども有効な手段です。昨今は、積極的に主婦の就職のセミナーを行っている人材会社や派遣会社も増えてきています。インターネットで検索してみるのもおすすめです。

 しかし、やはり大切なのは実際に自分が働くという意思をまず持つ事です。

 では、実際にアルバイトを含めた就職活動に臨む場合、どのようなステップを踏むことになるのでしょうか。