しかし、男性ではなく、女性の面接官が出てきた場合はどうでしょう。もしその女性がバリバリのキャリアを積んできている女性管理職だった場合、ある意味男性の面接官よりも高いハードルを求めてくる可能性があります。なぜなら、働くことに対して真摯に取り組み、キャリアを築いてきている女性ですから、同性に対する選考の目は厳しくなっているかもしれないからです。それでも、働く意思がしっかりしている状態であれば、スキルが若干足りていなくても門戸は開かれます。

 もちろん、働く上で勤務地や勤務時間という縛りは、それぞれあるでしょう。ですが、福利厚生や託児所の完備など理想をあげればきりがありません。しかも理想を高く持ちすぎるほど、余計にその求人枠の競争率は高くなります。

 そして企業の立場から考えた場合、同じ主婦でも「自分の希望しか主張してこない方」と「自分ができる事をアピールしてくる方」のどちらがより採用しやすいでしょうか。ここでもやはり、企業において自分が「すべきこと」を把握しておく必要があるのです。

活躍できる主婦は
“スキルが高い人”だけではない

ケース1)覚悟を持って仕事を続けることで自分の居場所をつくったAさん

 以前、私が勤務していた企業で働いていたある女性の話を紹介しましょう。

 ある日、子育てを終えた主婦のAさんが事務職の契約社員として入社されました。入社当初は慣れないパソコンでの作業や書類の管理について、特に厳しい指示を受けたり、注意を受けたりしていましたが、決して人のせいにせず、真摯に業務と向かい合っていました。

 韓流スターに目がない彼女は、休みの日や平日の夜にファンの交流会へ行くなどのストレス解消をし、常に新たな気持ちで業務に当たっていました。

 そしてあっという間に2年が過ぎました。年齢が高くなってからの職場復帰では、自分より年下の上司につくことも多いと思います。ましてや職場によっては怒られることあり、決して居心地が良いものではなかったかもしれません。それでも続けてきた、ということが彼女のスキルになったのではないでしょうか。