がむしゃらに仕事をこなすのはNG
目指すは「販路拡大」
キャリアを重ねるほど、仕事をがむしゃらにこなすのではなく、戦い方を考えなければいけません。単価が低くても、納期が近くても、何とか仕事をこなすことができるのは、若いうちだけです。しかし加齢と共に、その働き方を維持できなくなるときが必ずやってきます。自分よりも若く、才能あふれる人たちと同じ土俵で戦っていては勝ち目がありません。
ではどうすればいいのでしょうか? そこでご提案したいのが、「本業一本で食う」のではなく、「小さな事業をたくさん作る」という働き方(考え方)です。
収入が不安定なフリーランスこそ、新しい仕事をどんどん作っていくべきです。大きな網をはり、仕事がどこからでもくるようにしておきましょう。とはいえ1つの網だけだと、かかる確率も低くなります。しかし、複数の網をはっておけば、仕事のチャンスはどんどん増えていきます。
複数の網といっても、たくさんのまったく違うことをするわけではありません。基本は本業から派生した事業、あるいは自分の強みを活かした事業です。イメージは「販路拡大」です。自分の持っているスキル・知識の提供先を増やしていきます。
具体例を挙げます。「会社(法人)に対するHP作成」を事業にしている場合を考えてみましょう。この場合、提供先は「会社(法人)」です。これを「自分でHPを作りたい人」に広げると、サラリーマン、主婦、学生と販路が一気に広がります。