最近、ある企業の子会社の社長を長年務めてきた方と面談したときのことです。彼は話の最中に机をバシバシ叩く癖があったので、こうお伝えしました。

「社長、お話しているときに机を叩くのはやめましょう。偉そうに見られますよ」
 「えっ、私、机叩いていました?」

 自分がどんな態度を取っているのか、まったく気づいていなかったのです。能力面では非常に優秀な方ですが、そのままの態度で面接に臨めば確実にアウトです。

 こういう候補者に対してトレーニングを行い、「俺様な態度」の修正をしていくのもキャリアコンサルタントの仕事です。もし我々の会社で面談をしていなかったら、この候補者は俺様な態度を誰にも指摘されないまま、面接しては落とされることの繰り返しになっていたでしょう。

 些細なことですが、第三者のプロに見てもらうべき理由がここにあります。どんなに優秀な人でも、自分を客観的に把握することは非常に難しいのです。