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「働き方」という経営問題―The Future of Work―

【ノマドワーカーの実像[4]】
企画書は「タイミングよく手渡し」が基本。
そのためにデジタルツールをフルに活用する
――クレオールメディア代表取締役 大堀海さん

ダイヤモンドIT&ビジネス
【第20回】 2015年1月16日
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情報提供は「タイミング」が命

 すでに経験豊富な大堀さんだが、もちろんすべての企画が採用されるわけではない。大堀さんにPR案件をおろしてくる代理店には、企画の成否をできるだけ早く返すように心がけている。「万一企画が成立しない場合でも、動いてうまくいかなかった理由を率直にレポートします。そうすることで、次回の案件の成功率が高まると思います」

 ところで、あまりコンタクトの頻度が高いと、メディア側から嫌われたりしないのだろうか。

 「そういうことがないように、たとえばテレビ局なら相手のディレクターさんが担当する番組のOA(オン・エア)前やOA中には電話や訪問はしないように気を付けています。メディアは、基本的には新しい情報を常に求めているはずですので、タイミングが悪くなければ、情報は受け取ってもらえます」

 仕事の連絡は電話とメールが中心だが、受発注の関係にある特定のPR会社などとは、LINEを使うこともある。また、フェイスブックの投稿は情報源として有効だが、投稿はほとんどしない。「取引先の方が“友達”に入っていると、なかなかフリーに投稿するのは難しい」という。代わりにごく親しい仲間で使っているSNSが「Path(パス)」というアプリだ。Pathは最大150人までしか共有メンバーが増やせないが、身近な人とのコミュニケーションが簡単にできる。

 また、日ごろのPR業務の傍ら、大堀さんは「PR Table」というブログメディアの運営も行っている。PR業務に携わる企業人、フリーランスの人々の情報共有を目指して立ち上げたサイトだ。PRに関するノウハウ集や、メディア側のPR担当者に対する意見などが投稿されていて、読み応えのあるサイトである。ライター募集も行っている。

 「PRの仕事は、担当者個人とメディアの関係性が強く、PR会社である程度経験を積むと僕のようにフリーになる人が増えています。独立したPRパーソン同士の情報共有と協業の場です。立ち上がりは順調で、すでに法人化も行いました。ブログメディア以外にも、勉強会など活動の場を増やしたいと思っています」

 現場から現場を飛び回り、対面営業に最大限の時間を使うために、デジタルツールをフル活用するのが大堀さんのワークスタイルだ。

(取材・文/ダイヤモンド社クロスメディア事業局 指田昌夫)

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人口減少による働き手の不足と経済・社会のグローバル化が、企業経営を取りまく大問題となっている。そのなかで、企業が競争優位性を築くためのキーワードとして浮上しているのが「ワークスタイル変革」だ。識者への取材や企業事例の紹介を通じて、すべての企業と働く人に問われている「働き方」の課題を明らかにしていく。

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