「これ、経費で落ちるかな?」「税務署から後で何か言われないだろうか……」。こうしたことで悩んだことはありませんか?さて本日は、「経費」の悩みを解決する画期的なツールをご紹介いたします。

「これ、経費にしてもいいのかな?」と
さようなら!

 あらゆることを自分ひとりでやらなければいけない「ひとり社長」にとって、経理は悩みのタネです。その中でも、「経費」について悩むことが多いのではないでしょうか? 普段の生活の中で、「これは経費になるのかな?」「経費にしてもいいのかな?」と迷ったことが一度はあるかと思います。

 さて本日は、ひとり社長必見の「経費かどうかがわかるシート」の具体的な使い方についてお話しします。「経費にしてもいいのかな?」と迷ったときの判断指標としてお使いいただければ幸いです。

 シートの使い方はいたってカンタン。まずは下図を見てください。

 シートにそって5つの質問にお答えいただき、すべて「はい」なら、それは経費にしても大丈夫です。さっそく見ていきましょう。

 Q1:その経費は、自分が払ったものですか?
 自分が払っていない領収書・レシートを経費に入れてはいけません。当然の話ですが、人の領収書、レシートをもらうのは脱税です。

Q2:その経費は、仕事に関係するものですか?
 これも当たり前の話ですが、仕事に関係なければ、経費になりません。

Q3:その経費は、売上アップに貢献しますか?
 そもそも経費とは、売上を上げるために必要なものです。将来の売上に貢献するもの、間接的に貢献するもの(家賃、保険料等)も含みます。売上貢献が見込まれて、結果的に売上に貢献しなかったものでもかまいません。すべて、必ずしも売上に結びつくわけではないからです。

Q4:その経費の証拠はありますか?
 経費にするには証拠が必要です。請求書、領収書、レシートがあるか確認しましょう。

Q5: 「プライベートでは?」と聞かれても、経費にする理由がすぐ言えますか?
 プライベートで使ったものかどうかを聞かれて、すぐに答えられるものを経費にしましょう。家族、友人、誰に聞かれても、胸を張れることが理想です。

 いかがでしょうか。この5つの質問にすべて「はい」と言えるなら経費に、「いいえ」が入るなら経費にしない。「経費かどうかがわかるシート」をぜひご活用ください。