経営 X 人事

なぜソフトバンクの講師選定は
「伝える技術」より業務経験を重視するのか?

明日から現場で使える
実践的なプログラム

 研修内容については、社内で実際に使えるようなかなり実践的な内容に仕上がったので、外部講師陣と比べても良い結果となりました。

講師が話すエピソードも社内事例を多く取り扱い、明日から現場で使える内容になっていたというのも大きな成功の要因だと思っています。

 また、その他の成功要因としては、弊社の社員に合った研修デザインにしたことです。

 講義の部分は極力少なくして、ディスカッションやロールプレイングを多くし、体験を通じて学び、直ぐに効果を感じられる実践・即効型のプログラムにしたのです。

 振り返ってみると、当時は、研修プログラムを作るのは素人でしたので、作り始める前に、基本的な設計の仕方などを外部から学び、そこからソフトバンク流にアレンジしていきました。

 具体的には、研修デザインの基本やレッスンプランの作成の仕方、そして、リハーサルなど基本の基本を一通り教えてもらい、それをソフトバンク流に変えていきました。「新しい研修を作るぞ!」とみんなで盛り上がりながら開発したのが良い思い出です。

 目標通り、初年度18コース内製化したわけですが、このぐらいの勢いでロケットスタートしたのがよかったと思います。

 やはりこういうプロジェクトは始めの勢いや規模感が大切でしょう。

 小さく始めるのではなく、一気呵成に内製化をスタートさせていくことで、社員のみなさんへ研修内製化の取り組みが伝わりました。

 また、われわれも絶対に成功させようと上手くこの流れに乗れたと思います。内製化をスタートするうえで初年度の入り方はとても重要です。

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島村公俊

ソフトバンク株式会社人事本部人材開発部 ソフトバンクユニバーシティ立ち上げ時の研修内製化に従事。現在、社内認定講師(ICI)制度の企画、運営に携わり、100名を超える社内講師陣の育成も担当する。 2013年アジア初のPike's Peak Award、 2014年HRチャレンジ大賞人材育成部門優秀賞を受賞。 外部講演では、研修開発ラボ、慶應丸の内シティキャンパス、HRサミット、HRカンファレンス、東京都教育庁、早稲田大学など多数実施。最近は、教職員向け、大学生、高校生向けの講演会、ワークショップも実施している。社内外含め、累計登壇回数800回以上、受講者数1万8千人以上の登壇実績。

 


ソフトバンク流「研修内製化」の真実

企業の人事部門では今、「研修の内製化」がひとつのキーワードになっている。どちらかといえばそれは、教育コストの削減という経営の要請が発火点になっているが、一方では内製化をポジティブにとらえ、成果を上げている企業もある。5年ほど前から研修の内製化に取り組み、現在では100名を超える社内講師を抱えるソフトバンクは、その代表的な企業と言える。内製化を成功に導き、成果を上げる秘訣について、ソフトバンク人材開発部の島村公俊氏に語ってもらった。

「ソフトバンク流「研修内製化」の真実」

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