2位は「かぼちゃ」。なるほど、これなら本来のハロウィンの趣旨にあっている。しかし、画像検索してみると「かぼちゃ」のコスプレはとにかく可愛い。子どもや女子になら似合うかもしれないが、30代のおっさんが可愛くなっても、キモいだけなのではないか。

 3位は「映画やディズニーなどのキャラクター」だそうだ。ミッキーマウスのカチューシャをつけるくらいなら筆者にもできるかもしれないが、言うまでもなくハロウィンとはまったく関係ない。ただの「夢の国」から帰ってきた、田舎者の観光客になってしまう。

踊れ、騒げ、お菓子をくれ!
ハロウィンで自意識を解放せよ

 昨年が「日本エレキテル連合」なら、今年ブレークしたお笑い芸人の仮装をするという手もある。今年はやっぱり「とにかく明るい安村」だろうか。これならパンツを一枚用意するだけだから服装的なセンスは必要ないし、太っていても大丈夫である。しかし、一歩間違えば公然わいせつになってしまう可能性もあるから注意が必要だ。お巡りさんに「安心してください」といくら説明しても、おそらくは取り合ってもらえないだろう。

 となれば、最有力候補は「8.6秒バズーカー」しかない。彼らの仮装ならサングラスと赤いシャツを用意するだけで様になるし、体格は細身でもガッチリめでも対応できる。しかし、問題なのは必ず「ラッスンゴレライやって!」とリクエストされてしまうことだ。リア充たちは、絶対にそう求めてくるに違いない。今から練習して間に合うかどうか……。

 いろいろ考えていると、なおさら面倒臭くなってきてしまったが、「意味もないのに仮装して楽しむ」といったアナーキズム的なポストモダンの所作を、筆者もぜひ身につけてみたいとは思う。

 人生に意味なんてない。踊れ、騒げ、お菓子をくれ! 今年こそ“ハロウィン童貞”を卒業して、リア充になってみたい。Facebookに写真をアップして「いいね!」がたくさん欲しい。日本におけるハロウィンとは、自意識を解放するお祭りなのだから。

 当連載についてご意見がある方は、筆者のTwitterアカウントにご連絡いただきたい。全てに返信できないとは思うが、必ず目を通したいと思う。