「毎日忙しくて、疲れがとれない」「深夜帰宅でヘトヘト」。そんなときほど、睡眠の質を上げていきましょう。簡単、しかも効果抜群のテクニックをお伝えします。
睡眠の質を上げるための
「夕食・入浴・就寝」の最適バランス
質のよい眠りを手に入れるためにまず心がけたいことは、夕食・入浴・就寝の間隔です。よく「食事は寝る3時間前に摂ること」とか「消化のためにも食事と入浴の間隔はあけること」と言われています。そこで私は、「身体が休まるのに最も効果的な食事・入浴・就寝のバランス(時間帯)があるはずだ」と考え、顧客でもあるお医者さんに聞いてみたところ、ポイントは3つとのこと。
(1)食事は就寝3時間前にすませる
(2)食事と入浴の間は1時間以上あける
(3)入浴後、就寝までの間隔は1時間
これが理想とのことでした。さて、私は現在、朝4時に起きるため、22時までに眠ることを心がけています。私の場合、最適バランスを考えると、「18:30食事、20:30入浴、22:00就寝」ということになります。そこでこれを実践したところ、確かに寝つきはいいですし、身体の疲れも取れやすくなりました。
ただ、いきなりこれらを完璧に実践するのは「わかっちゃいるけど難しい」と思われることでしょう。そこで、上記3つのうち、1つは必ず守ることから始めましょう。
例えば私は、帰宅が就寝時間の22時前後のときは(3)が守れなくなるので、入浴は翌朝に回し、その夜はメイクだけ落として寝るようにしています。
「23時に帰宅、午前1時就寝」というのが習慣化しているという方は、まず(1)を意識するところから始めましょう。
忙しいと、「残業開始→夕食をとり損ねる→就寝前に食事をとる」ということもあるかと思いますが、まずはこれを避けるのです。残業が確定したら、真っ先に自宅に「今日は夕食はいらない」と電話をして、食事をすませるのです。「家族との絆のために、食事は自宅で摂るようにしています」という方は、(2)だけでも心がけるとよいでしょう。