新宿歌舞伎町のビルの地下にある「やきとり番番」にやってきました。
ビルの地下というのは、酒場としてはそんなによくない立地条件。それにもかかわらず、いつもお客さんでいっぱいというのが、この店の人気のほどを物語っています。その客層も老若男女色とりどりで、スーツ姿のサラリーマンもいれば、ラフな格好の若者や、派手な姿のおねえさんもいるというのが、いかにも大都会・新宿らしい光景です。
店全体をぐるりと取り囲むカウンターだけの店内。私もそのカウンターの一角に腰を下ろし、まずは瓶ビール(キリンラガー中瓶、500円)を注文すると、すぐに出されるお通し(サービス)は小皿に盛られた蕗(ふき)の煮物です。
肴は、看板メニューの焼き鳥から。この店の焼き鳥は、とり焼き5種、もつ焼き7種、野菜焼き4種がすべて1本100円で、1本から注文できるというありがたさ。そのなかから今日は、とり焼きの5種類(正肉、ネギ間、鶏皮、砂肝、つくね)をそれぞれ1本ずつ注文し、焼き鳥ができあがるまでのつなぎに、店名が冠された番番奴(ばんばんやっこ、350円)をもらいます。